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未来へ繋ぐ〜牟岐と木原ゼミの軌跡〜


12月16日(土)町家学びテラス・西陣において、木原ゼミ3回生の活動の集大成として『未来へ繋ぐ〜牟岐と木原ゼミの軌跡〜』と題したイベントを開催しました。

このイベントでは、5期生である3回生がこれまでの牟岐での木原ゼミの活動を振り返り、関係人口を創出するとはどういうことなのかについていま一度考え直すとともに、ゼミと町の未来に向けて牟岐町の人たちと語り合いました。

 

<プログラム>

🟠木原ゼミのこれまでの活動や今年度活動の紹介

🟠牟岐の伝統食「押し寿司」の型抜き体験と試食

🟠牟岐ゆかりのゲストに話を伺うトークショー

🟠グループに分かれてのトークセッション

🟠ゼミ生考案のライスバーガー試食

 

<参加者>

(ゲスト)坂本五郎さん 櫨山晴菜さん 中野貴博さん

 

JAかいふ牟岐事務所 所長正路さん 女性部のみなさま

牟岐町役場 中山さん

牟岐町観光協会 富田さん

牟岐キャリアサポート 大西さん

木原ゼミOB 齋藤さん

木原ゼミ生


🟠木原ゼミの活動紹介

1期生から4期生までの牟岐町との関わりを振り返ったあと、今年度のテーマである牟岐町の伝統食を切り口にして牟岐町について学んだことを発表しました。

6月の春合宿では、牟岐に100年以上伝わる「押し寿司」づくりを体験し、押し寿司の歴史や町の人との関わりを学びました。

これを踏まえ、9月夏合宿では次の100年も残っていくような牟岐の新しい伝統食づくりにチャレンジ。

秋学期を通じて改良を重ね11月の秋合宿では『ゆず味噌香る牟岐ライスバーガー』として町の産業祭で販売することができました。


🟠「押し寿司」の型抜き体験と試食

牟岐は親戚やご近所が集まって一緒に食べることをとても大切にする地域。お正月や祭りなどお祝い事で集まったときの手土産として、型で押し出した四角い押し寿司が用意されました。

四角い寿司めしの中には様々な具材が入っていて、まるで重箱をイメージしたようです。

今回はJAかいふ牟岐事務所の女性部の皆さんに押し寿司の型抜き体験を指導していただき、その後お寿司を食べながら交流を深めました。


🟠トークショー

牟岐ゆかりの方3名をゲストに迎え、牟岐への思いについて語っていただきました。

 

坂本五郎(さかもと ごろう)さん

牟岐町出身。小中学校を牟岐町で過ごしたあと阿南の工業高等専門学校に進学。卒業後は京都の島津製作所で医療X線装置の開発などに携わってこられました。2008年定年退職。牟岐ふるさと会会員。

 

櫨山晴菜(はぜやま はな)さん

牟岐町出身。現在京都産業大学現代社会学部1年。

 

中野貴博(なかの たかひろ)さん

徳島市出身。大学在学中の2014年、牟岐町で開催されたHLAB TOKUSHIMAのサマースクールに大学生スタッフとして参加。その後NPO法人ひとつむぎを設立。現在東京でシステムエンジニアとして勤務。


🟠トークセッション

牟岐町の皆さん、ゼミ生混合で3つのグループをつくり、牟岐町への思いや牟岐に関わる学生が今後どのように関係を継続していくかについて話し合いました。


🟠ライスバーガーの発表・試食

牟岐町産の食材を使ったゼミ生考案『ゆず味噌香る牟岐ライスバーガー』を発表。

バンズであるお米は牟岐町産の「牟岐むすび」を使用。牟岐むすびは、昨年度3期生と4期生がネーミングとパッケージづくりを担当しました。また、牟岐で獲れる「レンコダイ」の半身をまるまるフライにし、大根おろしと大葉を挟んで、実生ゆずで作ったゆず味噌やポンジュレ(ゆずドレッシング)で味を整えます。

舞台裏では、2回生がライスバーガーとゆずスカッシュづくりを担当。熱々のバーガーを提供してくれました。